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グルメ

由緒ある寺院で心を洗い、
フレンチを愉しむ初夏のひととき

イベントフレンチ関西

春・夏・秋・冬と、季節が移ろっていく美しい四季を持つ日本。そして、5番目の季節と言われるのが、春と夏の間に訪れる「梅雨」の季節です。古来より、長く雨が降り続くこの期間は農作物にとって豊かな恵みとなり、室内で楽しむ絵や物語などさまざまな日本文化を生み出してきました。
とはいえ、長引く雨はじめじめとして、どうしても気持ちが浮かないもの。そこで今回、梅雨の風流をしっとりとお楽しみいただくため、再び神戸迎賓館から特別なイベントをご用意しました。歴史と景勝の地・須磨を舞台に、心を研ぎ澄まし豊かに満ちる、素敵な時間をご提案いたします。

QIRA MAGAZINE編集部

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QIRA MAGAZINE編集部は、注目のレストランをはじめ、ライフスタイル、ファッショントレンド、カードをお得に使える情報など、新しい自分に会うためのさまざまなトピックスをご紹介します。

哀しき平安絵巻を今に伝える名刹・須磨寺

今回、会員さまをご案内するのは、深い歴史が眠る須磨のなかでも、さまざまなドラマが繰り広げられた真言宗須磨寺派の本山・須磨寺(正式名称:上野山福祥寺)です。

山と海に挟まれ西国と畿内を結ぶ要地にあったことから、古くから日本の歴史のなかに登場してきた須磨。平安時代には『源氏物語』のなかに貴族の隠棲の地として登場し、平安末期の源平合戦では、源義経の奇襲によって源氏軍の勢いを決定づけた、かの有名な「一の谷の坂落とし」の舞台にもなりました。その際、義経の陣地となったのが、ここ須磨寺です。

境内には、800年前の平敦盛・熊谷直実の一騎討ちの場面を再現した庭を設けるほか、平敦盛遺愛の「青葉の笛」や首塚、弁慶が長刀の端にかけ、もう一方の端には提灯を吊るして陣鐘の代わりにしたという伝説を持つ「弁慶のつり鐘」、義経がこの松に腰掛けて平敦盛の首実験をしたと伝えられる「義経腰掛の松」など、数々の重宝や史跡を所蔵。哀しき平安絵巻を今に伝える源平ゆかりの古刹として、広くその名が知られています。

華やかなりし大正浪漫が薫る「LE UN(ル アン) 神戸迎賓館」

そして、もうひとつのイベントの舞台が、大正時代に神戸の貿易商として成功を収めた西尾類蔵氏が、国内外の賓客を招きもてなすために建てた「旧西尾邸」です。

1868年の開港以来、国際貿易の海の玄関口として栄えてきた神戸。風光明媚な須磨の地は、関西随一の別荘地として揺るぎない人気を誇っていました。そんな、数々の美しい邸宅が並ぶなかでも一際存在感を放っていたのが、宝石箱のような美しい洋館である西尾邸です。

設計を手掛けたのは、初代通天閣の設計でも有名な戦前の関西を代表する建築家・設楽貞雄氏。19世紀末ウィーンで花開いたセセッション様式やアールヌーヴォーなど、当時世界を席巻したモードにさりげない和の意匠を融合させた優美な空間は、外国人居留地でもトップクラスの貿易商や関西の財界人、文化人、華族といった本物のセレブリティだけが招かれる迎賓館として憧れの的になりました。

その伝統と格式を今に受け継ぎ、非日常の世界が広がるアニバーサリーレストランとして生まれ変わった「LE UN(ル アン) 神戸迎賓館」。兵庫県の重要文化財にも指定されている瀟洒な洋館に足を踏み入れれば、気分は大正時代へとタイムスリップ。訪れる人を、華やかで優雅な時へと誘います。

■LE UN(ル アン) 神戸迎賓館
兵庫県神戸市須磨区離宮西町2-4-1

電話予約
078-739-7600

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